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対応板厚
~ 0.7mm
0.8 ~ 1.0mm
1.1 ~ 1.5mm
1.6 ~ 3.2mm
3.3 ~ 6.0mm
-
6.1 ~ 9.0mm
-
9.1mm ~
-
加工法
  • カット・穴あけ
  • めっき/メッキ
  • 仕上げ・研磨
  • 印刷・刻印
  • 塗装
  • 成形加工
  • 曲げ加工
  • 溶接
  • 組立
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SPCCについて詳しく解説!
SPCCとは

SPCCはSteel Plate Cold Commercialの略称であり、Coldとあることからも分かる通り、冷間圧延鋼板の一種であり、最もポピュラーな鉄素材とも言えます。冷間圧延鋼板はSPHC(熱間圧延鋼板)を常温下で冷間圧延した薄板になります。SPCCは冷間圧延鋼板の中では一般用と呼ばれるもので主にパンチや曲げ加工を施す製品に用いられます。他にはSPCD(Steel Plate Cold Deep Drawn)、SPCE(Steel Plate Cold Deep Drawn Extra)があり、それぞれSPCDは絞り用、SPCEは深絞り用に用いられています。とても錆びやすい材質であるため成形後は塗装や表面処理が必須となります。SPCCの呼び名としてはミガキ鋼板、冷圧材、コールドなどがあります。

SPCCの生産方法

SPCC(冷間圧延鋼板)はSPHC(熱間圧延鋼板)を常温下で冷間圧延加工を施すことで生産することができます。まずSPHCの生産方法は石灰石、鉄鉱石、コークスから作られたスラブを加熱炉で加熱し、粗圧延機と仕上げ圧延機を用いて連続で長く圧延したものがSPHC(熱間圧延鋼板)です。通常、運搬しやすいようにコイル状に巻き取っています。そのSPHCを酸洗い等を行なった後、冷間圧延機を用いて常温で圧延を施すとSPCC(冷間圧延鋼板)が生産されます。

SPCCとSPHCの違い

SPHCは再結晶温度以上で加工しているのに対してSPCCは再結晶温度以下で加工しています。再結晶とは加工によって生じたひずみや欠陥が原子の再配列により解消されることを言います。そのため再結晶後の組織は均質な安定した組織になります。この再結晶が始まる温度を再結晶温度といい、SPHCは再結晶が起こっている状態での加工であり加工硬化は生じていないため加工しやすく、量産に適しています。加工性が良い一方で、表面の精度は粗くぼこぼことした手触りになっており、薄板の生産も難しくなっております。SPCCは再結晶が起こっていない状態での加工のため加工硬化は常に生じており加工にはより大きな力を要します。一方で、加工硬化が生じていることから材料は硬くなり、また温度変化を行わないため加工精度は高くなります。
SPHCとSPCCの違いは加工後の表面にも生じます。熱間加工で鋼板を作るときには高温で加工するために酸化皮膜が生じ、黒錆として表面に表れます。この黒錆の見た目を黒皮やミルスケールともいい、SPHCは黒皮材とも呼ばれます。酸化皮膜は赤錆を防ぎますが、防錆の効果はあまりないため黒錆を落として塗装を施すことが一般的になります。SPCCはSPHCを冷間圧延加工によって再度加工するため、黒皮はなく、表面はつるつるして綺麗な仕上がりになっています。このような見た目であることからSPCCはミガキ材とも呼ばれています。

このようにSPCCはSPHCに一工程加える必要があるためかかるコストは大きくなりますが、表面の精度や薄板の加工も可能であるというメリットがあります。これらの点を踏まえた上で使用場所などの用途に応じて選定する必要があります。

SPCCとSS400の違い

SPCCとSS400は共に鉄を主とした板材であり、代表的な鉄鋼の規格材料と言えます。この2つの規格の大きな違いとしてはSPCCは冷間圧延鋼板であり、SS400は熱間圧延鋼板であることや、製造工程が違うことがあります。SPCCはスラグから製造されたSPHC(熱間圧延鋼板)を冷間圧延加工して製造しますが、SS400はキルド鋼から製造されています。SS400のSSとはSteel Structureの略で一般構造用の鉄鋼材のことを言います。SSの後の400というのは保証された最低の引張り強さが400MPa(N/mm^2)であることを示しています。SS400は一般構造用圧鋼板であることからSPCCに比べ板厚が厚い規格が多く、薄板はSPCCの使用が一般的となります。用途としては特に曲げ加工などの板金加工のみの加工ではSPCC、機械加工が必要なものはSS400が使用されますが、板金加工のみの加工でも板厚が厚くなるとSS400が使用されることもあります。

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