ルーバー加工の基礎知識

ルーバー加工とは?その加工の詳細を紹介

ルーバー加工とは、金属板などに通風のための隙間を開けるプレス加工の一つです。
以下では、ルーバー加工のやり方、金型、種類などについて説明していきます。

目次
  1. 一般に良く使われているルーバーとは

  2. ルーバー加工の詳細

  3. プレス加工とは?

  4. ルーバー加工のベースである「スリット加工」

  5. ルーバー加工のやり方

  6. ルーバー加工の用途

  7. ルーバーの金型について

  8. ルーバーの種類について

  9. まとめ

これだけは知っておくべきのルーバー加工のポイント

  • ルーバー加工は金蔵加工の一種

  • ルーバー加工はプレス加工なので金型が必要

  • ルーバー加工は風穴、通気口などに用いられる

一般に良く言われているルーバーとは?

ルーバー加工とは、主に金属板などに、ルーバーの形に加工するものです。

それでは、ルーバーとはどういう意味でしょうか?

ルーバーとは英語で、Louverが綴りです。よろい張り、よろい窓、中世建築の越し屋根と言った意味で、本来は、細長い羽板を隙間をあけて平行に並べたものを指します。

一般に良く言われているルーバー=Louverは、羽板と呼ばれる細長い板を、枠組みに隙間をあけて平行に組んだものです。

羽板の取付角度によって光、風、雨等を、遮断したり必要に応じて透過したりすることができますので、柵や塀として使われることが多いです。それ以外には、建物の中で、照明器具やエアコンなど隠すことなども出来ます。

まさにルーバー自体は、住居やビルディング等、様々なところで観ることが出来ます。

ルーバーの断面を見ると、カタカナのミの字状になっています。

正面からでは向こう側が見えませんが、視点をずらすことによて向こう側が見えるようになる構造です。

また羽板の角度が調節出来るタイプもあり、それによって光や風を調節できます。また電気製品などで使われるルーバーは内部の熱を逃がしたりするために施されています。

一方、今回のテーマである、主に板金で使用するルーバー加工は、通風のために隙間を開けて使用することが多く、パソコン・ディスプレイなどの熱を逃がす為に使うことが多いです。

また、ルーバーも板金全体にあるのではなく、一部の場所に多数ルーバーがあのことが多いです。

なお、ルーバー加工以外での通風構造としては、パンチングメタルによる放熱構造があります。しかし、ルーバー加工はパンチングメタルとは違って、前面からの開口部がほとんど無いので、加工下部からの通風による放熱が出来るのが特徴です。

ルーバー加工の詳細

ルーバー加工とはこれまで説明したルーバーの形状を作る加工のことです。

専用の金型を使ってワ-クを切絞り、開口部、即ち窓を作る加工を行うため、プレス加工の一種とも言えます。

ルーバー加工は、主に、発熱する基板やエンジンやモーターなどの駆動器などを内蔵する筐体に用いられることが多く、放熱構造のために用いられます。

従って、ルーバー加工を行いたいメーカーは、既にそのための金型を多数用意しているプレスメーカーと打ち合わせをした上で、既存の金型を用いてルーバー形状を作ることも可能です。

もし既存の金型が無い場合は、金型を作成することから始める必要があります。

プレス加工とは?

ここでプレス加工について簡単に説明します。

プレス加工とは、対となった工具の間に素材をはさんで、工具によって強い力を加えることで、素材を工具の形に成形すること、別名塑性加工することを言います。この対となった工具のことを金型と言います。一方、加圧する機械のことをプレス機械と呼びます。

ルーバー加工のベースである「スリット加工」

スリット加工は切り込み線を入れる加工です。スクラップを出さずに形状を作ることができます。方法は材料の端から切り込みを入れるものと、材料の中に切り込みを入れる方法の2つがあります。

スリット加工は、ロール状のシートを一定の幅に連続して切断する加工です。シートを巻き返しながら特定の箇所で切ることにより、スクラップを出さずに形状を作ることができます。

ルーバー加工のやり方

加工の概要としては、ワ-クを切絞り、開口部を作ることでスリットを作り、またフォーミング(形状づくり)を同時に行う加工です。

フォーミング高さは材料の伸びで作ります。両サイドを切る成形と、1面だけを切る成形があります。

このような成形が、まさにルーバー加工です。ルーバー加工は通気口としてよく使われています。

主な用途

既に記しましたが、ルーバー加工は様々なモノに使われてます。

・様々な電気設備、機械設備、電気製品等の風穴、通気口。

・位置決め、ストッパ-

ルーバーの金型について

ルーバー加工はプレス加工で行われますので、当然ながらルーバーのための金型が様々なメーカーで既に用意されています。

従って、既存の金型でマッチするのがあれば、それを用いてルーバー加工を行えますが、もし所望の寸法のルーバー金型が無い場合は、金型を作成することになります。

なお、ルーバーの形状は大体は、半月型をもっと長く引き伸ばしたような形です。

他にも様々な形があっても良い気がしますが、前述の家や建物の中の窓や天井など全体が

ルーバーになっているのとは異なり、金属表面のルーバーの場合は、殆どが同じような形状です。

ただしバリエーションとして、それ程多くはありませんが、アンチスリップ相当品や三角出窓形状のものがあります。ルーバーという名前ではないかもしれませんが、ルーバーと同じように

風穴の役割を果たします。

ルーバーの種類について

いわゆる建材におけるルーバーの種類は、アルミ、天然木、人工木、樹脂、ガラスなどがありますが、ここで記述するルーバー加工でのルーバーの種類は、ほとんど金属になります。

建材の場合のルーバーは、窓ガラス、バルコニー、天井などに用いられ、

全体がルーバーですが、ルーバー加工におけるルーバーは、金属部のある部分で風穴のように空いている場合が多いので、前述の通り、ルーバーの部分をプレス加工で作成することになります。

まとめ

以上、ルーバー加工について、記述してきました。そもそもルーバーとは何か?ルーバー加工とは?ルーバー加工のやりかた、用途などについて記してきました。

ルーバー加工はプレス加工で、金型が必要になりますので、もしルーバー加工を行いたい場合は、見合う既存の金型があるかを確認した上で、ルーバー加工の検討を行うと良いと思います。

もし得たい形状の金型が無い場合は、金型作成から必要になりますが、その場合も

ルーバー金型を作っているメーカーに問い合わせることで、良い金型が作れると思います。

この記事が、ルーバー加工を行うための参考になれば幸いです。

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