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焼付塗装とは?焼付塗装のメリットと可能な素材について紹介

焼付塗装とは?焼付塗装のメリットと可能な素材について紹介

焼付塗装とは?焼付塗装のメリットと可能な素材について紹介

焼付塗装は、種類がいくつかあり、温度や耐性といった用途によって使い道が変わってきます。性能を理解して行うことで、質の高い効果を望むことができるでしょう。今回、焼付塗装を利用しようと考えている方に、メリットや利用可能な素材について紹介します。

目次
  1. 焼付塗装とは樹脂に熱をかけることで硬化させる
  2. 高温の熱で塗料を硬くさせる焼付塗装を行うときの温度
  3. 焼付塗装はメラミン・フッ素・アクリルの3種類
  4. 焼付塗装のメリットとデメリット
  5. 種類別!焼付塗装の用途は?
  6. 焼付塗装ができるものとできないものの素材について
  7. まとめ

これだけは知っておくべき焼付塗装のポイント

  • 焼付塗装は、100度以上の高温で行う必要がある。
  • 焼付塗装の種類には特徴があるため、用途が異なってくる。
  • 素材によって、焼付塗装ができるものとできないものがある。

焼付塗装とは樹脂に熱をかけることで硬化させる

塗装皮膜の樹脂に熱をかけて、焼き付けを行うことによって皮膜が硬化するものが焼付塗装です。100度から200度以上の高温で行い、温度によって対応できる種類が違ってきます。

高温の熱で塗料を硬くさせる焼付塗装を行うときの温度

金属などの強度を高めたいときに行われる方法を焼付塗装といいます。他の塗装を行うときと温度が異なり、100度以上で焼くことで重合反応が起きます。この反応は、化合物が2個以上ある高分子と単分子が高温の熱により反応し、合成することで、強化したい性能をもつ母材・製品を作り出すことを可能にします。また、通常の塗装同様、乾燥をする必要があります。

焼付塗装の工程は大体100度~200度くらいの高温で進められます。

焼付塗装はメラミン・フッ素・アクリルの3種類がある

焼付塗装には大別すると3種類があります。
それぞれの特徴によって用途が異なる場合があるので、把握しておきましょう。

メラミン焼付塗装

約150度以上の高温で20分乾燥させる塗装です。表面の硬度が非常に高くなる特徴があるため、丈夫さと安全性を得ることができます。効果が良いため、幅広く使用されているものです。

フッ素焼付塗装

太陽の光や紫外線といった自然から出る影響に対して、高い効果を発揮する超耐候性を持っています。車やバイクが通る道路や、壁といったところに使用されていて、環境からの被害を抑えてくれるため、安全に生活を送ることに繋がる塗装です。

アクリル焼付塗装

約180度で加熱乾燥が20分ほどかかる塗装で、耐候性があり、硬度も高いという特徴を持っています。
焼付塗装の中でも、丈夫であるため、空調機器といった電気機器や、車など幅広く使用されているものです。

焼付塗装のメリットとデメリット

焼付塗装には、耐性などのメリットがある反面や使うときに注意しなければならないデメリットもあるので、上記で紹介した3種類の焼付塗装について詳しく説明します。

メラミン焼付塗装のメリット

耐候性・耐薬品性・耐磨耗性といった耐性があり、他の塗装と比べてどの性質に関しても平均的なレベルを持っています。ツヤの加減を自由に調節することができて、塗装を行う際の温度も低めなため、短い時間で焼付をすることが可能です。コストも手頃で保色性も良いため、多くの加工会社が使用しています。

メラミン焼付塗装のデメリット

メラミン樹脂は、紫外線に弱いという点があるため、長い時間紫外線に晒される場所で使用することで、ツヤがある色があせて見栄えなどが悪くなります。そのため、メラミン焼付塗装を施したものを使うときは、デメリットを理解することが必要です。

フッ素焼付塗装のメリット

汚れがこびり付くところで使うものに良い、汚れを弾きやすい塗装です。耐候性が他の焼付塗装に比べて非常に高いため、道路を作る素材などで使用されています。また、ツヤを出す調整を行うのに制限がありますが、性能が良いので、使用している専門の会社があるほど優れた塗装ということもできるでしょう。

フッ素焼付塗装のデメリット

良い性能を発揮する反面コストが高いという点があります。そのため、使用するポイントを考えることで、フッ素焼付塗装の良さを引き出すことに繋がっていくため、理解した上で使ってみてください。

アクリル焼付塗装のメリット

メラミン焼付塗装より、高い硬度を持っているため、電化製品や自動車といった耐久性を求められる用途に使用されている焼付塗装です。耐候性や耐薬品性もあるため、長期間使うことにも適していて、色やツヤの調整をすることが可能なため、外観の美しさをより良く見せることができます。

アクリル焼付塗装のデメリット

焼付塗料は、製品の硬度を上げたり、美しく仕上げるメッキなど付けることに利用されますが、メラミン焼付塗装よりもつきづらいデメリットがあるため、硬度をより高めようと膜に厚みを持たせることが難しいです。
乾燥を行うときの温度は、140度以上の高温で行う必要があるので、焼付塗装の専門会社でも取り扱いが大変な特徴があります。
耐候性や耐薬品性を持っているアクリルですが、扱いきれず利用していない加工会社もいます。

種類別!焼付塗装の用途は?

耐性や扱いやすさなど、特徴が活かされた用途があります。一般的にどのような使用方法があるかを知ることで、使用するときの参考になるでしょう。3種類の焼付塗装が使われているものについて紹介します。

メラミン焼付塗装の用途

シャッター

車のガレージやお店など、幅広いところで利用されているシャッターは、雨風に晒され、紫外線といったダメージを受けても問題ないように、耐候性を持ったメラミン焼付塗装が使われています。他にも開け閉めを行うときに起きる磨耗や薬品にも耐性があり、表面の硬度もある用途に最適な焼付塗装です。

フッ素焼付塗装の用途

外壁

一軒家やマンションといったところの外壁に使われることがある焼付塗装で、雨や土といった汚れを弾きやすいため、壁の掃除を行いやすいです。また、外観を綺麗に保ち、清潔感もあります。

長い時間天候や気温の影響がある場所で使われるため、他の焼付塗装よりも耐候性の高さを誇るフッ素焼付塗装が適しています。
壁が脆いと2次被害が起こる恐れもあるため、長期間使用することを考えると魅力的な焼付でしょう。

アクリル焼付塗装の用途

自動車部品

高い硬度があるので、車を走らせていて、故障しないようにすることや、交通事故にあったときの衝撃から体を守るのにも効果がある丈夫な塗装です。また、雨や紫外線によって、問題が起きないようにする耐候性もあります。

焼付塗装ができる素材とできない素材について

鉄や樹脂といったさまざまな素材がありますが、条件によって焼付塗装ができるものとできないものがあります。知っていることで、塗装を行う前の準備が行いやすくなる情報です。

焼付塗装ができるもの

100度以上の高い温度で行う必要がある塗装なので、鉄やステンレスなどの高い熱にも耐えられるものでないと焼付塗装を行うことができません。使うことができる素材を知っておくことが必要なので、確認してください。

・鉄
・アルミ
・ステンレス
・真鍮

焼付塗装ができないもの

ABS樹脂やカーボンなどの樹脂係の素材は、高温に耐えられないため、焼付塗装を行うことができません。焼付することが不可能なものは、ウレタン塗装といった違う塗装をする加工会社もいるので、焼付塗装を実施する前に、しっかりと把握することが大事です。

・ABS樹脂
・ナイロン
・カーボン
・塩化ビニル

まとめ

焼付塗装は、高温で行う必要があるものであり、種類によって用途が異なります。特徴やメリットを理解することで、安全性やクオリティなどより良いものを作り出して行くことに繋がるものです。これから使おうと考えている方や、知らなかった方にとっても良い情報ですので、紹介させて頂いたことを参考にしてみてください。

キャディ株式会社は、焼付塗装に対応しており、メラニンやフッ素などホームページにどのような事例があるのか、載せています。また、焼付塗装の種類についての詳細、お見積もりについてお聞きしたいことがございましたら、お問い合わせください。

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