皿穴・皿ザグリとは

皿穴・皿ザグリとは?用途や加工法を紹介します

目次
  1. 皿穴とは面取りした穴のこと

  2. 皿穴加工:皿もみと皿ザグリの微妙な違いを紹介

  3. 皿穴加工として良く用いられる事例を紹介

  4. ネジの大きさで皿穴加工の寸法が決まる

  5. 皿穴加工には専用工具がおすすめ

  6. 皿穴加工には切削加工、バーリング加工、パンチング加工などの種類がある

  7. 皿穴加工で皿穴が深くなった時の対処法

  8. まとめ

皿穴とは何か?皿穴加工で皿もみと皿ザグリの違いを説明した上で、皿穴加工の用途、皿穴加工方法について説明します。さらには皿穴加工の詳細や注意点についても触れていきます。

これだけは知っておきたい穴・皿ザグリのポイント!

  • 皿穴とはなにか?

  • 皿もみと皿ザグリの違い

  • 皿穴加工方法について

皿穴とは

通称、皿頭ねじというねじ頭部の上面が平らで、ねじ頭部埋込み座面が円錐形状の一般的に良く用いられるネジを締め付ける際に、ねじが座面にきちんと収まるようにするために、ねじ頭部埋込み穴の縁を円錐状に面取りした穴のことを言います。

この皿穴に皿頭ねじを締め付けると、ねじの頭部が突き出ないので見栄えも良く、安全性も確保できます。

薄板の締め付け等の時に皿穴はよく使用されます。

皿穴加工:皿もみと皿ザグリの微妙な違いを紹介

皿もみ

皿穴をつくるために穴の縁を円離に大きく面取り加工することを皿もみといいます。

建築などの分野では、穴をあけることを「もむ」と言いますので、そこから皿もみという名前がついています。

これによって、ねじ頭を板金と同じ面もしくはそれ以下に沈めることが出来ます。

皿もみは一般に円錐に加工します。普通の皿頭は90度が多いので、90度にすることが多いです。

皿ザグリ

皿もみ加工と似たような加工にザグリ加工があります。「ザグリ」とは、ねじを締めるとの座りをよくするために穴の周辺を加工することを言います。

ザグリ加工には、皿ねじに限らず、ねじ一般の頭部を隠すための加工も含んだ広い意味の言葉になります。

例えば、ねじを入れ込む穴に段を成形する段加工もザグリ加工の一つです。

皿穴加工も、ザグリ加工の一種と言えるため、皿もみ加工と同じ意味で、皿ザグリ加工と呼ばれることがあります。

皿穴加工として良く用いられる事例を紹介

皿穴加工はどんな所に用いられるかを紹介します。

扉の蝶番

蝶番は、扉を閉めるときにその羽がぴったりと閉まります。ねじが出っ張っていると扉はしっかり閉まりませんので、

皿穴加工をしたうえで皿頭ねじを締めて、ねじが出っ張らないようにします。

そのほかの事例

人の目に付く外観部、他の部品等を傷つけてしまう部分、人が引っ掛けてしまう箇所等に使われます。

ネジの大きさで皿穴加工の寸法が決まる

皿穴加工の寸法は、皿頭ねじのサイズがJIS規格で標準化されているので、ねじのサイズに合わせて決まってきます。

頭ねじは、そのねじ部の直径から、呼び径が2mmならM2というようにM○といった名称がついています。

さらに、皿頭の開き角度は呼び径によらず90°で、それぞれ皿頭の径や高さが規格で決まっています。

そおねじに合わせた皿穴加工をすることになります。

皿穴加工した皿穴は、皿頭を板金と同一面にする場合でも、ねじの頭よりわずかに大きい形状にする必要があります。

そうしないとねじの頭が出てしまいます。あとは、皿穴のサイズを微妙に変えることでねじの沈みを調整することができます。

ただし、当たり前ですが、板金が皿頭の高さより薄い場合には、皿穴加工しても無意味になります。

皿穴加工には専用工具がおすすめ

普通のドリルでも皿穴加工は出来なくは無いですが、実はねじ頭が飛び出てしまったり、

逆に、頭を飛び出させないように深く穴をあけてしまい、皿穴の径が大きくなり隙間が出来てしまう恐れがあります。

そこで、専用の工具をおすすめします。

比較的小径の場合は、「ポインティングドリル」とか「リーディングドリル」「段付きドリル」「面取りカッター」などが用いられます。

また、穴あけ後に「カウンターシンク」を入れるか、径がそこそこ大きければ

「面取りカッター」と呼ばれている様なものでコンタリングします。

本格的な綺麗に皿穴加工をする際は、卓上ボール盤を使用するのが一般的です。

具体的に、段付きドリルというのを紹介します。

段付ドリルは、二つ以上の直径を持っており、段になっているドリルのことです。例えば、段付き穴、穴あけ、面取りを同時

に加工する場合に用いられる便利なドリルです。さらに単溝段付きドリル、複溝段付きドリルなどの種類があります。

この段付きドリルを用いれば、皿穴加工において、穴あけ加工と皿穴加工が一気に出来るという利点があります。

ドリルの先端には穴あけ加工用のドリル、その後ろには皿穴加工用のドリルが付いているので、実現可能になります。

皿穴加工には切削加工、バーリング加工、パンチング加工などの種類がある

皿穴の詳細加工方法として、切削、バーリング、パンチングの3種類が代表的です。順番に説明します。

切削加工

切削加工は、ボール盤や電気ドリル、インパクトドライバーなどの切削工具に、ドリルを取り付けて削り取る加工方法です。

切削加工で皿穴に加工する場合、切削工具に皿穴加工専用のドリルを取り付けて加工します。

このとき、事前にねじ部の穴あけ加工を行う必要がありますが、最近の皿穴加工専用ドリルには、

穴あけ加工と皿穴加工を一気にできるものもあります。

皿穴加工専用のドリルを使わないと、ねじがきっちりはまる皿穴にならないので注意が必要です。

DIYや、量産品でない場合は、こお切削加工によって皿穴加工するのが一般的と言えるでしょう。

バーリング加工

プレスすることで、穴を広げると同時に穴の縁にフランジと呼ばれる盛り上がりを成形する加工方法です。

プレスに皿穴用の金型を取り付けることで、フランジの成形と同時に皿穴加工を行うことができます。

また、フランジを成形できるので、切削加工では皿モミできない薄い板金でも皿穴を成形できる利点があります。

DIY向けではありません。

パンチング加工

パンチング加工は、プレス加工のことです。金型の形に穴を打ち抜く加工方法です。

プレスに取り付ける金型によっては、穴の打ち抜きと皿穴の成形を同時に行うことができます。

そのため、切削加工やバーリング加工での手間が不要で低コストで皿穴を成形できます。

この加工もDIY向けではなく、工業製品向け、量産品向けといえます。

皿穴加工で皿穴が深くなったときの対処法

サラ穴が深くなってしまった場合

部品とのガタが出てしまいます。もし、こちらのようになってしまった場合の応急処置は、

部品のネジ穴を面取ることでがたつきを防止できます。

一方、面取りが小さい場合は、皿ネジの頭が飛び出してしまいます。

その場合は、言うまでなく、後加工対策が可能となります。

また、JIS規格の皿穴寸法と一般的な皿穴寸法についても注意をする必要があります。

JIS規格の皿穴寸法で皿穴を作った場合に、皿ねじの頭が飛び出ることがあるようです。

従いまして、一般的な皿穴寸法を用いて皿穴加工をするのがおすすめです。

また、量産品においては、皿もみがうまくっているかどうかは、不具合は、抜き取り検査をすると共に、

ボール盤のネジがゆるんでないか等皿穴加工器具のほうのチェックもかかせません。

ということで、皿穴加工は、かんたんな加工のように感じるかもしれませんが、

とても奥が深い加工法になります。始めは失敗することもあるかもしれませんが、何度か

経験を積むうちに皿穴加工とネジ締めの勘所が身についてくる加工法です。

是非チャレンジしてみてください。

まとめ

皿穴加工について、そもそも皿穴とは何か?皿もみ・皿ザグリとは何か、について、また用途、加工方法概要、工具、加工方法詳細などを説明してきました。

皿穴加工とは何か?実際に皿穴加工を行う場合の参考にしていただければ幸いです。

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