面取りについて詳しく解説!
目次
- 面取りとは
- 面取りの方法
面取りとは
面取りとは、製品の材料の角を45°に削ったり、丸く滑らかに削ったりすることを言います。
角を45°に削る面取りをC面取り、丸く滑らかに削る面取りをR面取りと言い、図面でもいずれかの寸法指示を加えます。
面取りをする必要性としてはまず挙げられるのは安全性の向上のためです。
材料を抜きや切削などの加工を施した後の製品は角は鋭利になっています。
そのままの製品を作業者が使用したり、購入者が使用するとケガをする危険性も高いです。
そのため安全性を考慮する必要がある場合は面取り加工を施す必要があります。
もう一つの理由ははめあいや接合時にしっかりと密着させるためです。
曲げなどの加工で90度に曲げをしても完全に直角には加工されず、隅にRが残ってしまいます。
その角に他の部品をはめあいする時に残ってしまったRより大きな面取り加工をしてしっかりとはめあいさせることが必要になります。
C面取り、R面取りの他にもバリ取りとC面取りの間程度削る糸面取りもあります。
面取りの方法
面取りには専用のエンドミルやフライスエンドミル、ロングエッジカッターなどの工具があります。
加工時には最大切込み量を考慮した条件設定が必要で、切込み量が大きい場合は段階的に切削する必要があります。また、大きな面取りはロングエッジカッターを用いた面取りがお勧めです。