アルミの曲げ加工について詳しく解説!
目次
- アルミの曲げ加工の特徴
- アルミの曲げ加工の対応板厚
アルミの曲げ加工の特徴
アルミは柔らかい金属であり、比較的加工性に優れた金属です。
曲げ加工する際に必要な加圧力を求めることができる、以下の式をみてもアルミの加工性の良さが分かります。
この式のうち、引張応力という要素がアルミの加工性の高さを表します。引張応力とは金属を加圧した際に金属内に生じる力のことを言いますが、アルミニウムはステンレスや鉄などのその他の金属材質と比べてこの引張応力が低い金属です。そのため、アルミを曲げ加工する際に必要な加圧力が小さくてすむのです。
しかし、アルミはその一方で粘り気が少ない金属です。そのため、曲げ加工による割れが比較的生じやすくなります。アルミの曲げ加工の際には、曲げ部分に割れが生じないように少し丸みを帯びた金型で加工したりするなどの工夫が考えられます。
アルミの曲げ加工の対応板厚
アルミは加工性に優れる金属ですが、その反面曲げ加工の際には割れに注意する必要がある金属です。弊社はアルミの曲げ加工を得意としておりA5052やA1100、アルマイト処理されたものなど多岐にわたる種類のアルミの加工ができます。また、曲げ加工も多くの金型を用い、様々な要望にお応えしています。
アルミの板厚| | 曲げ加工 |
~ 0.7mm | ◎ |
0.8 ~ 1.0mm | ◎ |
1.1 ~ 1.5mm | ◎ |
1.6 ~ 3.2mm | ◎ |
3.3 ~ 6.0mm | ◎ |
6.1 ~ 9.0mm | 〇 |
9.1mm ~ | ー |