丸棒とは?主な材質や加工例について紹介!
目次
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これだけで理解することができる!丸棒とは?
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丸棒の主な材質
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丸棒の加工方法
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丸棒のメリット
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キャディ株式会社では丸棒の加工を得意としています!
これだけは知っておきたい丸棒のポイント!
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丸棒は梁から自動車、飛行機部品まで幅広く使用されている
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加工方法によって様々な見た目、性能の製品を製作することができる
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今後丸棒で加工できる種類は増えていく
これだけで理解することができる!丸棒とは?
丸棒とは名前の通り円柱の形をしている細長い棒のことです。
その丸棒の使用方法は素材によって多岐にわたります。
例えば階段等のスロープでも丸棒が使用されており、他には梁や、自動車、船舶のシャフト等にも使用されています。
次に丸棒とはどのような材質があるのか、そしてどのような用途で使用されているのかについてお話ししていきます。
丸棒の主な材質
- 鉄
昔から使用されている金属の一つ、強度が高く加工しやすいこともあり、車だけでなく建築現場には欠かすことができない足場など、幅広く活用されています。
また、普及されている量も多くなっているので、値段自体も安く企業だけでなく個人でも利用しやすくないっています。
しかし、強度や加工がしやすいというメリットがある反面、錆びやすくなっているので、錆びにくくするための加工が必須となることがデメリットとして挙げられます。
【使用用途】
建築資材、柵、取手
- ステンレス
ステンレスは、鉄柱にあるクロム鋼が12%以上含まれていることを指しています。また、ステンレスの英名はstein(汚れ)、less(無い)という造語から来ており、汚れない=錆びないという意味を持っています。
しかし、錆びないということはありえませんので、日本語のニュアンスでは錆びにくいという意味となっているのです。
また、ステンレスは台所のシンクなど水回りでも多く使われているので、強度も高く錆びにくいということを認識している方も多く、さまざまな場所でステンレスを使えば良いのはということになるのかもしれません。
しかし、加工が難しいため、前述した鉄に比べると値段も高くなっています。
【使用用途】
機械部品、ボルト、ナット
- アルミニウム
飲み物の缶などでも使用されているアルミニウムです。鉄や銅に比べても軽いため、アルミニウムを使用したもの重量を軽量化することができます。
軽量なだけでなく、比強度が大きいため、重量だけでなく強度も必要な飛行機などに使用されています。
【使用用途】
飛行機、船舶、自動車部品
- アクリル
アクリル樹脂から作られる素材で、ガラスと同じような透明度を持っており、ガラスの代用品として利用されています。
ガラスは落下すると簡単に壊れてしまったり、大きな破片となってしまいます。それに対して、アクリル素材のものは傷つきやすくなっていますが壊れにくく、ガラスに比べると軽量で扱いやすい素材です。
【使用用途】
インテリア、オブジェ
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タングステン
タングステンは3380℃を融点が高く、高熱環境でよく利用されている金属です。
照明器具や電子機器などでも使用され、日常には欠かすことができない素材で、さまざまな場所で活用される金属ですが、その反面、加工時に割れが発生しやすくなっており、加工難易度が高くなっています。
【使用用途】
電極棒、高温炉部材、照明
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真鍮
昔から真鍮は金の代用品と呼ばれて親しまれてきた材質です。
今まで紹介してきた金属とは違いまず代表的な特徴は見た目が非常に美しいという点です。美しいながらも金属なので強度にも優れており、様々な形に加工することも可能になっています。
デメリットとして時間とともに真鍮自体も黒ずみが発生していきます。
しかしインテリア等で使用している場合はその黒ずみで逆に味が出るのでアンティークとしても取引されることもあります。
【使用用途】
ボルト、ナット、歯車
丸棒の加工方法
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曲げ加工
丸棒を突起に合わせて両端に負荷をかけて曲げる加工のことです。
曲げ加工での注意事項としてはスプリングバックに注意する必要があります。
スプリングバックとは曲げた材料が元に戻ろうとする動きのことで硬い材料ほど
この現象は顕著に表れるようになっています。
【製品例】
ハンガー、南京錠
- ピーリング
キッチンで使用するピーラーと同様の意味で、表面の皮をむくように金属の表面を削いでいく加工方法を指します。
表面が生産過程で黒ずんでしまった際に、光沢のある表面にするためにピーリングを行い綺麗な表面にすることができます。
一般的にほぼ全ての丸棒にピーリング加工を行ったものが販売されていることが多いです。
- 引き抜き加工
ピーリング等の切削や研磨といった「削る」加工ではなく型に沿って引き抜くことで目標としている形にするのが引き抜き加工です。
- スポット溶接
2枚の母材(被溶接材料)を電極棒で加圧しつつ電流を流し、そこで発生する熱により金属を溶かし溶接する方法です。この方法は比較的薄い板(薄板板金)の接合に用いられることが多いが、3枚以上の板金を一度に接合することも可能です。主に自動車車体の生産に多用されています。
デメリットとしては設備がアーク溶接と比べ複雑なので高価です。
【製品例】
パイプ椅子
- 旋盤加工
旋盤加工とは、円柱状の材料を回して、それにバイトと呼ばれる刃ものを当てることで、材料を削る工作機械。機械加工で最もよく使われる工作機械の一つであるといえます。
また、材料を旋盤のチャックにしっかりと固定したあとに、旋盤のスイッチを入れて、旋盤のチャックを回転させます。そして、バイトを固定したテーブルは、数個のハンドルを操作することで前後方向、左右方向に動かすことができるので、その操作によってバイトの先端を材料に当てて削っていくことができます。
【製品例】
ネジ
丸棒のメリット
丸棒のメリットは求めているサイズに切断加工できることにあります。
その加工方法も様々で、四角や、丸型にするだけでは無く楕円形や幾何学模様にも切断することができます。
今後は更に多種多様な形が大量に生産することが可能になっていくようになり、丸棒の需要は幅広い分野で使用されていくことでしょう。
キャディ株式会社では丸棒の加工を得意としています!
弊社では丸棒の加工を得意としています。